BSフジ「ジャパコン☆ワンダーランド」オープニングアニメーションを作りました。音楽も。

2011年より4年間続いたテレビ番組「ジャパコンTV」が15年に完全リニューアル、新キャラを加えて「ジャパコン☆ワンダーランド」として再出発しました。それにあわせてオープニングアニメーションを創ることになり、腱鞘炎の右肘にムチ打って挑みました。

手描きアニメからCGまで手掛けています

まず、僕がせっせと描いた台場ちゃん(メインキャラクター)のキャッチ&投げ上げの動き(手描き動画)をご覧下さい。総作画枚数58枚(……)って大したことないけど、一人で動画を全部起こすのは結構ホネです。ちなみに紙・鉛筆は使っておりません。Photoshopのアニメーション機能とWacom製 Cintiq24 (液晶ペンタブレット)の組み合わせによるオールデジタル作画です。彩色はスタッフ2名にお手伝いいただきました。全てIllustrator。高解像度のアップに耐えるべく、なんと全部ベクターデータ(判る人には判る用語)です。

Daiba-chan catching!
Daiba-chan catching! ©BSフジ

……一体何を投げ上げているのか? で、こちらが完成したオープニングムービー。台場ちゃんが投げるブツはCGで創りました。AfterEffectsを駆使し、3Dカメラ視点で立体的に仕上げています。

注)通信環境によってはコマ落ちするかもしれません。その時は2度再生してみてください。「ジャパコン☆ワンダーランド:オープニングムービー © BSフジ」 ←こちらはムービーへの直リンク。ブラウザによってはこちらの方がベターかもしれません。

フルオーケストラ作曲も手掛けています

実は音楽も、私がこのために書き下ろした曲です(短いですけども……株式会社タワムレは、実写・アニメ・CG・音楽・文章など、クリエイティヴ全般をすべて手掛けます!)。

オーケストラの編成はチェロx10、トランペットx4、ホルンx6,ワグナーチューバx3、ティンパニx1、スネアx1、クラッシュシンバルx1、下支えにストリングスの速いアンサンブル(x50)、賑やかしでウィンドチャイム。演奏者を呼んで録音できるほど予算はないので、コンピューター上で楽譜通りに弾いてくれる「ソフトウェア音源」を利用しています(EastWest社のQuantumLeap/Symphonic Orchestra Gold)。Mac1台と入力用のUSBキーボード(音楽用の)があれば、これだけリッチに鳴ってくれます。といってもロックミュージシャンが手掛けたアレンジなので、ラッパがやや不得手。金管楽器はメロディをすごく選ぶんで「マーチにしなきゃ、マーチに」と、ひたすら念じつつ作りました(汗)。

番組の内容も勿論おもしろい。

2011年の開始以来、一貫して「日本のコンテンツ(=ジャパコン)を盛り上げ、自分達も参加する」という主旨で続けてきた当番組。マンガ・アニメ・ゲーム・ファッション・日本食など各業界のリアルな内幕を実写でドキュメンタリー的に切り取りつつ、解説者やレポーターのアニメキャラクターが、動向をわかりやすく伝えるというもの。

特に大好評だった15年6月15日オンエアの「刀剣乱舞特集」回は、以下のリンクからWeb動画にてご覧いただけます(オンエアではキャラクター陣による「おまけコント」も見られるので、可能ならBSフジにてチェックしてください!)。ちなみに人気声優陣によるアフレコも当社が手掛けております。

[ジャパコン☆ワンダーランド/声の出演:豊崎愛生・鷲崎健・やまだん・高垣彩陽・久保田未夢・陽向さおり・湯浅かえで・久保ユリカ・青木瑠璃子・冨岡美沙子ほか]

May the year of 2016 bring you a lot of happiness and smiles.(吾奏伸Gallary-6)


nenga2016_full

(↑クリックすると拡大します)

2016年年賀状用オリジナルイラスト! 御題は「パワーローダー漫才」、命がけです。。。

今年は去年と趣向を変えて、パースのついた画角を描きたいと思いました。ダイナミックな構図と漫画っぽい擬音は合いますね。

nenga2016_ex_GirlCloseUp

女の子の衣裳は70年代パルプフィクション系ファンタジーの雰囲気で。ロボット(パワーローダー・パワードスーツ)のデザインはまぁ、適当です。苦労したのは、ロボットの四肢を細かく描き込みすぎると動きが感じられなくなること。ディテールの線はかなり減らしました。

nenga2016_ex_CircleCloseUp

飛んでいった方も女の子のつもりですが、ショートカットにしたので、少年のようにも見えますね。最初は鼻血をたっぷり描いたのですが、年賀状だからなぁと考え直し、血しぶきはほとんど消しました。

集中線は手描きとIllustraterによる厳密な線の二通りを混在させてます。線が多い絵を描くのが楽しい。私はそういうタイプです。

メールでばらまいたところ評判は上々。「パワーローダー漫才見たい!」という返信もいただきました。昨年末に<国際ロボット展>を見た結果、今回はこういう絵柄に。行き当たりばったりの年賀状図案……2016年はどういう年になるのか、今から楽しみです。

企業プロモ用youtube動画をアップしました……>(株)アクティブリンク様

着用型ロボット(パワーローダー、パワーアシストスーツ)を開発するアクティブリンク社様からご依頼をいただき、プロモーション用のWeb動画を制作しました。ジャパコン以外のアニメ仕事は、本当久しぶりで……なんか楽しかった。女の子のキャラクターたちが、なぜか教室でロボットについて語り会うという体裁。真面目そうでハチャメチャな「委員長」と、不良娘のようで意外に冷静な「レーコさん」の女子高生ツートップ、彼女たちに商品説明の大役が果たして勤まるんでしょうか……? キャラクターデザインから脚本、声・アニメーション・CGにいたるまで吾奏の一人芝居でございます。前編から後編までご覧いただけると、なかなかいいハナシ(?)になってるんで、是非。

(前編)

(後編)

wired.jpに寄稿しました……>『アニメの解体が始まった…「ME!ME!ME!」にみる映像幾何学の最小単位sankaku、その増殖と深化』

アニメーション関係の記事を書かせてもらうのはとても光栄ですが、中でもとびきりエロでグロで物議を醸した短編「ME!ME!ME!」をWIRED読者に紹介できるのは僕にとって無上のヨロコビでありました。

記事はこちらです。

※この作品はこちらのリンクで公開されていますが、時期によって観られる時と観られない時があるようです。あしからず……